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本のオフ会VOL6 『ニューロマンサー』(ウイリアムス・ギブソン ハヤカワ文庫)

2010.05.11(Tue)

『本のオフ会』 Comment(2)Trackback(0)
■今回の読書会のお題は『ニューロマンサー』。「サイバー・パンク」と呼ばれる80年代に一世を風靡した、一群のSF小説の源流にも位置する大傑作。これも、以前から気になっていた一冊。
んがしかし、とりあえず難解。読むのに難儀した。前回の『宿命の交わる城』も、やっかいな本だったが、意味不明ということはなかった。しかし、この作品は、事前情報のないまま入っていくと確実に置いてきぼりを食わされそう。
「スプロール」やら「疑験」やら「アイス」やら「ストレイライト」やら、独特の用語が解説なしで飛び出してくるもんで、頭痛うなったわ。


ところが、本書の解説で山岸真という人は、こんな風に述べている。
「解説不要の作品というものがある。
要するに、スゴくて、おもしろくて、ノレて、読む人それぞれがさまざまに楽しめる、そんな作品のことだ。あえて説明することなどなにもない。
たとえば本書がそうである。」


「説明することなどなにもない」って、マジ?それはない!と思う。
アタシャ、作品に入り込むのに難儀したし、独特の用語や概念に最後までなじめず(というかすぐ忘れる)やっとの思いで読み終えた。まあ、消化しにくい固形物をそのまま飲み込んだような状態で、読書会に「ジャックイン」したような次第。


■で、今回の読書会は、私のような消化不良・自家中毒を起こした初心者にとって、救世主ような方々が参加してくれた。阪大のミステリー研究会のOBで、『ニューロマンサー』が大好きというお二人。原著まで持ち込んでくれての参加である。驚くべきは、中学生の時にこれを読んだという話。(なんとませたガキ!)さすがに、その時はあまり意味は分からなかったそうだが、とりあえず、「凄いものを読んだ」という感覚はあったという。(それは、なんとなく分かるような気がする)
お二人にいろいろ質問をぶつけ、話を伺っているうちに、胃の腑に澱のように溜まっていた固形物もなんとなく氷解。「読む人それぞれがさまざまに楽しめる」作品に思えてきたぞ。
それにしても、この作品は、再読するのが吉という典型のような作品ではないだろうか。一回読んだくらいでは、なかなかその世界の輪郭が見えてこない。勿論、細かなディテイルで惹きつけられるシーンはいくつもあるが、やはり核というか肝というか構造が見えないとつらい。逆に、そういうものがはっきりすると、この緊迫感・スピード感、そしてなにより近未来の退廃したシチュエーションが、もっと魅力的に迫ってきそうだ。
そうそう、もう一人、府大のミステリー研究会のOB、Iさん(温和な本好きという印象の素敵な方)も参加してくれた。これだけゲストが揃うと、さすがにいつもの会よりバラエティに富んだ意見も出てきて、より深いところまで突っ込めたような気がします。ありがとう!


□さて、次回読書会
『1Q84』(book1・2 村上春樹 新潮社)
6月26日(土)PM6:00
予備日7月3日(土)
(book3は、7月に、今回はbook1・2ということで。)

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

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1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2
(2009/05/29)
村上 春樹

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コメント
この間のオフ会は、「ニューロマンサー」だったのですね。…はて、何処かで聞いたような…。

思い出しました。SFフリークスの父に押し付けられた一冊でしたわ。
調べてみると私と同じ1986年に日本初出だったんですね。

私も最初は挫折しかけました。カタカナが多いという理由で笑
ただこの作品に影響を受けたと一部で言われる攻殻機動隊を先に読んでいたので、辛うじて読了しましたね。

正直未だに苦手な作品ですが久しぶりに読み返そうかな。


ところで次回のオフ会、非常に楽しみです!いやもう今からわくわくしてます笑
また宜しくお願い致します。
春菊 2010.05.22 02:33 編集
春菊さん
コメント有り難うございます。
『ニューロマンサー』、お父さんに勧められたんですか?凄いお父さんですね。一度お会いしたい。(笑)
サイバー・パンク、緊迫感は凄いんですが、世界の枠組みがイマイチ理解しずらいところがあって、私も再読しなければと思ってます。
『1Q84』今BOOK2を読んでいます。いろいろ思うところがありますが、読書会で話しましょう。6月26日、まだ大分ありますね。もう少し早めればよかったですね。残念!
gatemouth 2010.05.22 23:41 編集
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TEL 06-6387-4690
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