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ピクウィック・クラブ第二回フェアー ワールド文学カップ カタログ

2010.04.01(Thu)

『本を巡る本』 Comment(2)Trackback(0)
ワールド文学カップ ピクウィック_convert_20100401222015


■リンクを貼らせてもらっている、空犬さんから送って頂いた素晴らしいパンフレット。こんなイヴェントが東京では、当たり前のように行われていて、なんとも羨ましい限り。で、このパンフレットというのは、紀伊国屋書店・新宿本店において、4月1日~5月17日まで開催される、「ワールド文学カップ」というイヴェントのカタログのこと。
イヴェント自体は、今年南アで開催されるサッカーのワールドカップの文学版パロディといったところ。もう少し具体的にいうと、紀伊國屋書店のピクウィック・クラブという文芸書のエキスパート集団が、世界53カ国から650冊(うちワールドカップ出場は300冊、他は「往年の名選手」「日本文学代表選抜会」というジャンルでのピックアップ)の本を選出し、売り上げによる国別対抗という趣向のイヴェントらしい。


A6サイズで62ページ、この小さな筐体に650冊に及ぶ本のプロフィールが、ぎっしり詰め込まれている。その情報量・ポテンシャルは尋常ではない。恐るべきエネルギーが渦巻く本のブラック・ホールと云ったらいいのか。
それも遊び心を全開にしてのコメントだから、読んでいて楽しくあきさせない。例えばこんな具合


○「マダム・エドワルダ/目玉の話」(ジョルジュ・バタイユ 中条省平訳 光文社古典新訳文庫)
エロ本を通り越したエロ本。下品を通り越した上級プレイの数々に完全に圧倒される。一言で言うと芸術。


○「トランス=アトランティック」(ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ 西成彦訳 国書文学の冒険)
大人をしばくぞ!!しばかなあかん大人がいっぱいおって困るわ。はは、バーカ、バーカ、すたすたすた。


○「カラマーゾフの兄弟 3」(フョードル・ドストエフスキー 亀山郁夫 光文社古典新訳文庫)
「スメルジャコフ」のことをずっと「スルメジャコフ」だと想ってました。友人に指摘され、逆ギレ。今でも僕の中では「スルメジャコフ」です。


○「巨匠とマルガリータ」(ミハイル・ブルガーコフ 水野忠夫訳 河出世界文学全集)
猫好き必読!
テンション高すぎな暗黒小説。至るところに登場してくる「しなやかな毛並みの化け猫ベゲモートが、心底うざったい。


■等々、笑えるコピーが満載!笑えるけど、本質はちゃんと突いてるみたいな。こんな調子で、650冊の本たちのプロフィールが語られる。それも、何度も云うようにA6判61ページというミクロな世界に封じ込めてしまうのだから、スゴイ、エライ!
一家に一冊、超ミニサイズにして最強の世界文学ガイドブックの誕生である。書店巡り、古本市のお供に最適のサイズだ。そして、マジで、ひょっとすると、今後これだけ膨大なリストを網羅した世界文学ガイドブックが、世に出ることはないのではあるまいか。
作り手たちの、熱意と苦労が偲ばれる労作・快作。


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コメント
はじめまして。空犬通信の空犬です。
いつも楽しく拝見させてもらっています。

「ワールド文学カップ」のご紹介、ありがとうございます。
別に関係者でもなんでもない当方がお礼を言うのも妙なんですが、お店にも主催者たちにも縁がないわけではないので、うれしいです。この記事のことも、彼らに伝えておきます。きっと喜ぶと思いますので。

空犬 2010.04.02 21:13 編集
空犬様
空犬さん、コメント有り難うございます。
「ワールド文学カップ」、店の方でも関心のありそうなお客には、パンフレットを見せて紹介したりしています。みんな驚いています、そのクォリティに、その面白さに。
空犬さんに送って頂いた他のパンフも面白かったです。書店のフリペ、いろいろ出ているんですね。どれも個性的で、軽いノリがいいですね。ついつい読みふけってしまいます。
本当に有り難うございました。こちらのほうも、いずれ出したいと思っています。
gatemouth 2010.04.03 01:28 編集
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吹田の関大前で、「ゲートマウス」という小さなカフェを営業しています。
「ゲートマウス」は、「本が楽しめる、ミュージック・カフェ」、もしくは「音楽が楽しめる、ブックカフェ」といったイメージの店です。勿論、フードやドリンクも充実。是非お気軽にお立ち寄りください。日曜、祭日は休業。

吹田市千里山東1-11-16
TEL 06-6387-4690
MAIL gatemouth8@gmail.com

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